
学生はいいな〜。
「さすらいのお茶いれ師」が呼ばれて、静岡大学でお茶をいれた。メッチャ楽しかったんで、そのご報告。
静岡で生まれたのだが、静岡大学のことは全く知らずにきた。かつて大学案内のプレゼンに参加したことはあったのだが(残念ながら落ちた)、まさかこんなに広く立派なキャンパスで、伸び伸びと学生生活を送っているのを見て驚いた。何よりも学生は若い。可能性はほとんど無限大だ。
で、11月23日の勤労感謝の日、休日なのに、藤本穣彦教授(彼も若い)の「フード・マーケティング理論ー集中講座ー」が開催され、そこにパリでコーディネーターをしてくれた服部麻子さんが呼ばれて、講義をする。
学生たちは美味しいお茶を飲んだことがなく、何せ学食のお茶は美味しくないそうだ、茶業界の話や茶農家の仕事などに詳しい知識もないから、お茶いれながら、話してくれないか、という経緯(いきさつ)。
集まった学生は農学部の学生32名、2年生が中心。10時20分から5時35分までびっしりの講義で服部麻子先生はしゃべりっぱなしで大変だった。
なにせ、この服部麻子さん、パリで初めて会ったんだがバイタリティーのかたまりみたいな人で、会話が早い、話し方が早い、頭の回転が早い。日本語はもちろん、フランス語も英語もペラペラで(そうそう20歳の時の最初の先生はロジェ・ヴォルツ先生だったそうだ。彼に勧められて彼の故郷のブルターニュにバックパッカーで行ったそうだ。世界は狭い。ついでに言うとロジェは覚えてないみたい)おかげでパリでは大変楽しく有益な経験をした。
愛知県一宮市出身の彼女は、静岡大学農学部の大学院卒業。学生時代、日本全国、色々な所で町づくり村づくりに参画し、村のおじさんおばさんに大変よくしてもらい、ただ飯・ただ飲みかっくらい、なんとかご恩返しをしたいと、ちょうど就職氷河期だったせいもあって、海外から日本の農業を見てもいいんじゃないかと、フランスへ。
フランスで、りんご摘み・ぶどう摘み・オリーブ摘みなど季節農業労働者として、モロッコ・アルジェリア・ナイジェリア・セネガルなどから来た人たちと従事するが、やはり体力的に勝負にならず、フランスの大学院に。というもの凄い経歴の持ち主。
だから、話が面白いったらありゃしない。
例えばの(1)
お百姓さんの絵を描かせると、日本の子供は、田んぼで作業してる絵を、フランスの子供は動物と一緒に作業している絵を描く。フランスでは農業と畜産は密接に結びついている。
例えばの(2)
フランスはとても貧乏だったので、自然を失うことに危機感を持っている。人間は神と自然の真ん中にいて、自然を管理するために存在している。
例えばの(3)
フランスのバカンスは長い、夏3週間、冬2週間。
なぜそんなに長いのかって?
エデンの園でアダムとイブが禁断の木の実を食べた結果、
アダムは労働という罪を、イブは出産という痛みを神から与えられた。
仕事や労働は、フランスでは罪悪、罰則なのだ。働くことは幸福には結びつかないのだ。
例えばの(4)
フランスの農業の話。農業人口たった3%、60万人(ギリシャ17.7%、ポルトガル12.5%)。生産額EU最大で約3割。海洋性・大陸性・地中海性の気候に合わせて、それぞれ牧草、穀物、果樹や促成作物などを生産する。いわば「売って金にする農業」。ついでに言うと農薬使用量は、アメリカ、日本に次いで3位。
例えばの(5)
栗の種類はたくさんあって、65種類もある。ある村では、栗食べ比べや、タンニンを使う染めなどを、村おこしの材料として、成功しているという。栗食べ比べ、いいな〜。
(話は長いので、また明日へ)



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